何度も聞かれるので、記念すべき今日の日に、一度ちゃんと記しておこうと思います。
息子は、小学校5年生から中学3年生まで寮生活をしながら、山梨県南アルプス市にある【自由教育】と呼ばれるような学びのある学校に通っていました。
文部科学省の認可は取っていますが、テストも、成績表も、校則もなく、全てを話し合いで決め、縦割りのクラスの中で、体験により学ぶ学校です。
それまで、地元(当時は町田市)の公立小学校に入っていましたから、引っ越しも伴わないのに突然の転校で、
「何があったの?」
「いじめられたの?」
「小学生なのに寮なんて可哀想に!」
など、色々言われました。
また、直接わたしに言わないまでも、やんごとなき事情があったのではないかと色々推察(笑)していた方もあったようです。
そもそも、わたし自身が子どもの頃、当時にあっては全然「普通でない」教育を受けて育っていたのと(これについては、またいずれ・・・)、
息子が小さい頃の先輩ママたちなど、周りに積極的ホームスクーリングをしていた家庭も多かったので、
小学校入学時も、シュタイナー学校か、ホームスクールか・・・なんて夢想していた時期もありました。
でも、当時わたしは、企業で研究開発の仕事をフルタイム(以上)でしていたので、オルタナティブな(いわゆる一般的な…ではない)教育に進むとしたら仕事を辞めるしかないというのもあり、そのまま公立小学校に行くことになりました。
週末に通っていた静岡のホールアース自然学校での体験や、6坪農園と名付けた家庭菜園でも得るものはあるだろう、と。
それでも未練がましく(笑)、「学校に行かない」って、いつ言うかなぁ、言ったら何しよう(ワクワク)なんて「手ぐすね引いて」待っていたようなところが、わたしにはありました。
1年生の終わり頃、かねてより興味を持っていた和歌山「きのくに学園」の系列校が山梨に出来ると知り、息子に「こんな学校があるよ!」と話したことがあります。
息子の反応は「ふーん、べつに」。
2年生の時には、かなり癖アリの先生になぜか目の敵にされてしまい、親のわたしたちも含め、客観的に見ても相当酷いことを言われたりされたりもしました。
公立小学校では、給食の残飯の量が担任の評価にもつながるらしく、
よく食べる息子は、もう1人の発達凸凹のあるぽっちゃり君とともに、昼休みに残され、
「ほら、食えー!食えー!」と、わんこ蕎麦状態で給食を何度もお代わりさせられたり、
(これ、当時は知らなかったんです。何年も経って、息子が「あれは、さすがに辛かったなぁ」ってぼそっと教えてくれて。今書いていても泣けてきます)。
授業中にトイレに行かせてもらえなかったり、
美術で先生の気にいる作品ができないからと放課後居残りさせられたり、
脱走事件もあったりしたので、
いよいよ「行かない」って言うかな?とも思っていたのですが、なぜか夏休み明けたらその先生のことが大好きになっていました(今でも不思議)。
長くなりましたので【つづく】
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